1年高値4,185 円
1年安値1,691 円
出来高45 千株
市場マザーズ
業種情報・通信業
会計日本
EV/EBITDA16.2 倍
PBR3.8 倍
PSR・会予4.1 倍
ROA6.6 %
ROIC7.6 %
営利率24.5 %
決算9月末
設立日2001/8/1
上場日2014/11/27
配当・会予0.0 円
配当性向0.0 %
PEGレシオ0.6 倍
売上高(百万円)&収益性(%)
売上5y CAGR・予想:15.9 %
利益(百万円)
営利5y CAGR・予想:8.7 %
純利5y CAGR・予想:11.6 %
EPS(円) BPS(円)
配当(円)
健全性(%、倍)
セグメント別売上
単一セグメント、もしくはIFRS / USGAAPのため、データがありません。
セグメント別売上
単一セグメント、もしくはIFRS / USGAAPのため、データがありません。
セグメント別利益率
単一セグメント、もしくはIFRS / USGAAPのため、データがありません。
会社の詳細

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、子会社株式会社ウェブテクノロジ(東京都豊島区)及び子会社CRI Middleware, Inc.(米国カリフォルニア州)により構成されております。主に音声と映像の研究開発を行い、「ミドルウェア」と呼ばれるソフトウェア製品にして、「CRIWARE®(シーアールアイウェア)」というブランドで許諾販売しております。また、ミドルウェアに関連する受託開発業務も一部行っております。

 

(1) CRIWAREの特長

① CRIWAREの強み

CRIWAREの強みは、音声や映像のデジタルデータを「高品質のまま」「データサイズを小さく・軽くして」「機器の特性に合わせてきれいに再生」する、高度なデジタル信号処理の技術です。

 

CRIWAREのロゴマークは、スピーカーとテレビをあしらい、音声と映像をあらわしております。CRIWAREブランドは、当社グループが提供する技術や製品、サービスの総称であると同時に、CRIWAREによって、音声や映像の高品質化やパフォーマンスの強化を実現したことの証にもなっております。

 

(画像は省略されました)


 

② ミドルウェアとは

ミドルウェアとは、ハードウェアやOSと、アプリケーションソフトウェアとの中間(ミドル)に位置するソフトウェアをいいます。ミドルウェアは、ハードウェアやOSの特性を押さえながら違いを吸収し、その上で実行されるアプリケーション ソフトウェアの動作や開発をスムーズにし、クオリティの向上、開発工数の削減、開発期間の短縮、開発難易度の低減などの効果を生みます。また、アプリケーションを多くのプラットフォームに展開し易くし、顧客のビジネス拡大にも貢献します。

 

(画像は省略されました)


 

ミドルウェア概念図

 

 

(画像は省略されました)


高品質・高圧縮なCRIWAREの圧縮技術

 

 

(画像は省略されました)


 

高品質なCRIWAREの再生技術

 

(2) 製品と提供分野

当社においては、主力である音声関連ミドルウェアと映像関連ミドルウェアをさまざまな分野の顧客ニーズに合ったかたちで製品化し、幅広く展開しております。主な対象分野として、スマートフォンゲームや家庭用ゲームをはじめ、カラオケ機器などのエンターテインメント分野、家電・IoT機器や医療ヘルスケア分野に展開しており、昨今は監視カメラやWeb動画といった、新たな分野へも事業領域を拡げております。

また、子会社である株式会社ウェブテクノロジにおいては、ゲーム分野を中心に画像最適化ソリューションを幅広く展開しております。

 

(画像は省略されました)


 

 

① ゲーム分野

ゲーム開発をスムーズかつ効率的に行うためのミドルウェアを提供しております。家庭用ゲーム向けでは、日本の主要ゲーム開発会社各社に使用されております。近年はスマートフォン向けでもミドルウェアの需要が高まり、当社の認知が浸透したことにより、採用数が増えております。技術力や信頼性が評価され、全世界で約4,000のゲーム・アプリに採用されております。

 

ゲーム分野向け主な製品

 

製品

特長

(画像は省略されました)


統合型サウンドミドルウェア

「CRI ADX®2」

高機能かつ操作性の高いサウンドオーサリングツールと、高圧縮・高音質・低負荷な音声フォーマットを備えた、ゲーム開発向けの統合型サウンドミドルウェアです。ゲーム開発で要求される多様なサウンド演出を手軽に実現します。

(画像は省略されました)


高画質・高機能

ムービーミドルウェア

「CRI Sofdec®2」

ムービーの特殊再生を可能にし、大量のプログラムが必要な演出をムービーで実現する、ムービーミドルウェアです。リッチで躍動感のある演出を、ムービーを活用することで手軽かつ軽量に実現します。

(画像は省略されました)


高画質

VRムービー再生ミドルウェア

「CRI Sofdec2® for VR」

高画質かつ軽量で、遅延やフレーム落ちのない滑らかなムービー再生により、VR酔いのない、圧倒的な臨場感と没入感のVRムービーを実現します。

(画像は省略されました)


ファイル圧縮・パッキング

ミドルウェア

「ファイルマジック®PRO」

ゲームデータの圧縮からサーバー上のデータのダウンロード、追加ファイルの管理まで対応するミドルウェアです。圧縮とパッキングの機能で、容量の大きな演出データも素早くダウンロードし、データの追加や差し替えにも柔軟に対応します。

(画像は省略されました)


触覚ミドルウェア

「CRI HAPTIX®」

サウンドと連動した振動演出を実現するゲーム開発向けの触覚ミドルウェアです。豊富な振動パターンとサウンドを組み合わせて、従来にないユーザー体験を実現します。

(画像は省略されました)


超高速・高精度

楽曲解析ミドルウェア

「BEATWIZ®」

楽曲のテンポ(BPM=Beats Per Minute、速さ)、ビート(拍子)、サビ(盛り上がり)などの情報を瞬時に解析・検出する、超高速かつ高精度な楽曲解析ミドルウェアです。

 

 

② 組込み分野

主に遊技機や業務用エンターテインメント機器、家電・業務用機器といった組込み分野向けに、音声、映像、グラフィック関連の製品を提供しております。特定メーカーのハードウェアに当社ミドルウェアをカスタマイズする受託開発業務や、遊技機メーカーに開発支援ツールを提供する受託開発業務なども行っております。組込みマイコンのシンプルな回路で高品質なサウンド出力を実現するサウンドミドルウェアは、家電や業務用機器においてブザーの仕組みで音声ガイドを実現するなど、IoT分野での活用も注目されております。

 

組込み分野向け主な製品

 

製品

特長

(画像は省略されました)


遊技機向け

高音質・高機能

サウンドミドルウェア

「CRI ADX®7」

マルチコアCPUを活用してソフトウェアによる音声再生を実現する、遊技機向けサウンド再生ミドルウェアです。200音以上の同時発音に対応し、ダイナミックなサウンドを実現します。

(画像は省略されました)


遊技機向け

高画質・高機能

ムービーミドルウェア

「CRI Sofdec®7」

遊技機に特化したムービーミドルウェアです。高画質かつ低負荷でメモリ効率の良いムービー再生、また、多彩な演出が可能なムービーの特殊再生を実現します。

 

 

 

製品

特長

(画像は省略されました)


組込みマイコン向け

サウンド再生ミドルウェア

「かるイイ音®」

マイコン上で軽量かつ音質の良いサウンド再生を実現するミドルウェアです。負荷の軽いサウンド再生に加え、組込み機器上でのさまざまな特殊再生を実現します。

(画像は省略されました)


省回路型

高出力サウンドミドルウェア

「D-Amp Driver®」

組込みマイコンのポート出力信号(ON/OFF)のみで、高品質なサウンド再生を実現するミドルウェアです。マイコンと汎用FETのシンプルな回路で、ガイド音声などのサウンドをクリアに再生します。

(画像は省略されました)


車載組込み用

サウンドミドルウェア

「CRI ADX® Automotive」

高度なインタラクティブサウンド技術を組込みマイコンで実現する、車載向けサウンドミドルウェアです。自動車の状況に応じて最適な音声再生を実現します。

(画像は省略されました)


グラフィックスミドルウェア

「Acroarts®」

3Dゲーム映像制作で培われたツール及びランタイムの技術を活用し、ソフトウェアコンテンツを「少人数で・すばやく・確実に」制作する総合開発環境です。

(画像は省略されました)


クリエイティブUI

ミドルウェア

「Aeropoint® GUI」

動きのある洗練されたユーザーインタフェースを、IoT端末や組込み機器で実現し、操作画面や監視画面の操作感の向上に貢献するUIミドルウェアです。

 

 

③ 医療・ヘルスケア分野

医療・ヘルスケア分野におけるITシステム化を支援しております。エンターテインメント分野で培ったノウハウと技術をUI/UX(ユーザーインタフェース/ユーザーエクスペリエンス)に活かし、製薬企業向け営業支援ツールの開発・提供や、クリニック向け受付システムの受託開発業務などを行っております。また、大学や医療機関との試験的開発を行いながら、医療ICT技術を蓄積しております。

 

④ 新規分野

当社グループの技術とエンターテインメント分野で培ったノウハウを活かし、新規市場に向けて新たな製品を展開しております。動画圧縮ソリューションを監視カメラや医療画像等の大量の映像データを扱う分野向けに提供しております。またWebブラウザ上で動画を扱いやすくするWeb動画ミドルウェアを、動画活用が進むEC市場向けに提供しております。また、カジノやカラオケなど、新たなエンターテインメント分野へも、既存の音声関連ミドルウェアや映像関連ミドルウェアを組み合わせた製品展開を行っております。

 

新規分野向け主な製品

 

製品

特長

(画像は省略されました)


高圧縮

トランスコードシステム

「CRI DietCoder」

圧縮済みの動画データを、さらに画質劣化なしで1/2以下に圧縮するソフトウェアトランスコーダーです。圧縮劣化の有無を即時検出する画質評価システムも備えております。

(画像は省略されました)


ブラウザ向け

Web動画ミドルウェア

「LiveAct® PRO」

動画を用いた高度なサイトを軽量かつプログラムレスで実現するWeb動画ミドルウェアです。PCやスマートフォンのブラウザ上で、従来は実現できなかった動画演出を可能にします。

 

 

 

 

⑤ その他((株)ウェブテクノロジ)

 当社子会社である株式会社ウェブテクノロジは、業界最高と評される画像最適化ソリューションを主にゲーム開発会社向けに幅広く展開しております。

 

その他((株)ウェブテクノロジ)の主な製品

 

製品

特長

(画像は省略されました)


画像最適化ツール

「OPTPiX imésta®」

ゲームや組込機器、データ放送などで使われる静止画像を高画質のままデータ容量の削減ができるツールです。

(画像は省略されました)


アニメーション作成ツール「SpriteStudio®」

ゲーム開発からショートアニメ制作まで、デザイナー単独の作業で完結できる、2Dアニメーション作成ツールです。

(画像は省略されました)


画像軽量化ソリューション「SmartJPEG®」

画質はきれいなまま、ウェブサイトや電子書籍で使われるJPEGなどの画像ファイルを軽量化するソリューションです。ファイルを軽量化することで、サーバーコストを削減します。

 

 

 

 

(3) CRIWAREが提供するメリット

① マルチプラットフォーム開発を支援

複数のハードウェアやOSで開発する際に、同一の開発環境を提供することで、マルチプラットフォーム開発を容易にし、顧客の事業拡大を支援します。

 

② 音声・映像のクオリティ向上

音声・映像のスムーズな再生や、特殊再生などの新しい演出を実現し、アプリケーションのクオリティやパフォーマンスを最大限まで引き出します。

 

③ 開発効率化、コスト削減

高品質・高機能な音声・映像再生のための環境を提供し、アプリケーション開発の期間短縮やコスト削減を実現します。

 

(4) CRIWARE活用の一例

① 音声関連

イ.スマートフォンゲームの音声データ圧縮でリッチな演出と容量削減を両立

高圧縮・高品質の独自音声圧縮フォーマット「HCA」を使い、ボイスとBGMデータを1/24に大幅圧縮。音質を
損なわずにフルボイスのゲームを実現。

ロ.VRに対応した立体音響を実現

VR空間において聴覚に違和感のない音を作り出し、よりリアルな仮想空間の演出を実現。

ハ.サウンドデザイナーがプログラマーに頼らずに音声演出を自在に設計

一般の音楽制作ツールと同じ感覚で直感的に操作できるオーサリングツールで、ゲームのシーンに合わせてBGMが自動で変化するようなインタラクティブな演出をツール上で設計可能。複雑なプログラミングが不要。

ニ.ブザーの仕組みで音声ガイドを実現

価格、消費電力、スペースの関係で実現が難しかった機器への音声ガイダンスの搭載を実現。

 

(画像は省略されました)


 

② 映像関連
イ.大量の動画データを画質劣化なしで1/2以下に圧縮

監視カメラなど記録動画の動画配信用のデータを圧縮して通信コストとストレージコストの削減を実現。

ロ.Webブラウザ上で軽くて扱いやすい動画再生を実現

商品紹介に動画を多用したeコマースサイトを、アプリ開発せずにスマートフォンブラウザ上で実現。Flashのような動きのある演出も実現。

ハ.VR酔いのないムービー再生

遅延やフレーム落ちのない滑らかなVRムービー再生で、高い臨場感と没入感のVRを実現。

ニ.複数動画を融合した演出

実写やアニメのキャラクター動画を、背景動画に重ねてオリジナルな仮想現実を演出。

 

 

(画像は省略されました)


 

(画像は省略されました)


 

(画像は省略されました)


 

 

[事業系統図]

 

(画像は省略されました)


 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

当社グループは、ミドルウェア事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2016年10月1日 至 2017年9月30日)

1.製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

ゲーム分野

組込み分野

医療・ヘルスケア分野

新規分野

合計

外部顧客への
売上高

768,297

290,316

79,037

121,310

1,258,962

 

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:千円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

株式会社セガゲームス

195,442

ミドルウェア事業

 

 

 

当連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)

1.製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

ゲーム分野

組込み分野

医療・ヘルス

ケア分野

新規分野

その他

合計

外部顧客への
売上高

943,033

376,492

112,697

158,812

50,213

1,641,250

 

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:千円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

株式会社セガゲームス

215,364

ミドルウェア事業

株式会社第一興商

186,157

ミドルウェア事業

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1) 会社の経営の基本方針

当社グループは、「音と映像で社会を豊かに」を企業理念に掲げ、設立以来、感動を伝える音声・映像関連の独自技術の研究開発を通じて、豊かな社会の創造に貢献する企業となることを目指しております。

 

(2) 目標とする経営指標

当社グループは、中長期的な事業拡大と企業価値向上のため、売上高及び経常利益を重要な指標としております。また、事業を展開する上での重要な構成要素として、ミドルウェア製品ブランド「CRIWARE(シーアールアイウェア)」の許諾件数(採用数)を重要な指標とし、市場における25%のシェアを目標としております。

 

(3) 経営環境及び対処すべき課題等

当社は、設立以来、主に音声・映像関連の技術を得意として研究開発を行い、「CRIWARE」として、エンターテインメント分野を中心に展開してまいりました。今後は、近年のスマートフォンゲーム市場の拡大など、環境の変化に柔軟に対応していくとともに、海外市場における顧客獲得に注力してまいります。また、エンターテインメント以外の市場の開拓にも積極的に取り組み、従来の延長線上にない事業拡大を図り、収益力を高めていく方針であります。これからも研究開発型の企業として新技術・新製品の開発に積極的に取り組み、グローバルスタンダードなプロダクトラインナップを目指します。

当社グループは、変化の激しい環境下で着実な成長を図るため、次の課題に取り組んでまいります。

① ゲーム分野では、市場成長が著しい中国市場における事業拡大に注力しております。現地パートナーとの協業を更に強化し、ブランド認知の向上、事業基盤の構築を進めております。

② 組込み分野では、多岐にわたる製品への導入促進のために営業力強化が重要であると考えており、幅広い顧客層への販売チャネルを有する商社を活用して、独自技術の提案等を積極的に進めます。また今後成長が見込める車載向けサウンド制御技術の研究開発を進めております。

③ 新規分野では、今後一層の需要拡大が見込まれるWeb向け動画処理の研究開発、顧客提案を進めております。また資本業務提携先のTerafence社とIoTサイバーセキュリティソリューションの共同開発、製品化に取り組んでおります。

 

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

 

2 【事業等のリスク】

以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクとはいえない内容についても、投資家の投資判断において重要と考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から開示いたします。

なお、当社グループはこれらのリスクが発生する可能性を十分認識した上で、発生の回避や、万が一発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に対する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討された上で行われる必要があります。また、本項の記載内容は、当社グループの事業若しくは当社株式への投資に関するリスクのすべてを網羅するものではありません。

なお、本項における記載事項は、有価証券報告書提出日現在における当社の認識を基に記載したものであり、将来の環境の変化等によって、本項の認識が変化する可能性があります。

 

① 株式会社セガホールディングスとの関係について

取引関係においては、株式会社セガホールディングスの子会社である株式会社セガゲームスは、ゲーム関連コンテンツの企画・開発・販売事業で世界展開しており、当社の重要な顧客の1社であります。2018年9月期における取引関係は、当社から株式会社セガゲームスに対するミドルウェアの許諾販売取引で215,364千円(当社グループの売上高全体に占める割合は13.1%)となっており、今後、株式会社セガゲームスが何らかの理由によって当社ミドルウェアの採用を中止した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

人的関係においては、当社は、株式会社セガホールディングスの元コーポレート本部財務部参事の金成壽及氏を監査役(現:監査等委員)として招聘した経緯がありますが、この招聘は、同氏が金融機関時代及び株式会社セガの管理部門で培った識見等を当社のコーポレート・ガバナンス体制の更なる充実に資するためのものです。また、株式会社セガゲームスより使用許諾を受けておりますソフトウェア製品の販売、開発の強化のために、同社社員1名の出向を受け入れておりますが、その他の兼任等はなく、経営管理面において一切の制約は受けていません。

② 事業内容に関するリスクについて

当社の主要製品である音声・映像関連ミドルウェアは、顧客の開発環境に組み込まれて継続的に使用される特性があるため、容易に乗り換えることが困難であり、これまでの実績やサポートノウハウ、長年の研究開発の蓄積が他社の参入障壁になっていると考えております。しかしながら、今後、他社が競争優位性の高いミドルウェア製品を開発、市場投入した場合には当社グループの業績に影響を与えることがあります。

③ 会社組織のリスクについて

人材の確保及び育成並びに技術者の退職等に関連するリスクについて

当社グループの事業は高い技術力が必要とされ、優秀な技術者を確保し育成することが重要であります。そのため当社グループでは、高い資質を持つ社員を厳選して採用し、技術面と人格面からの育成に注力しております。また、社員が常に高いモチベーションを持って働けるよう、職場環境の向上や企業風土の醸成を心がけています。しかしながら、何らかの理由で短期間に集中して多数の技術者が退職する事態が発生した場合、当社グループの技術力や開発力が低下し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

④ 投資リスクについて

当社グループは、M&Aや資本業務提携による積極的な事業拡大を推進しております。投資対象の検討は慎重に行っておりますが、投資後、計画通りに進まない場合には、投資有価証券評価損が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

⑤ その他

a. ストックオプション及び第三者割当新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

当社は、取締役及び従業員の業績向上に対する意欲や志気を高めることを目的に、会社法の規定に従ってストックオプションとして、2013年11月14日に第2回新株予約権(2013年10月30日開催の臨時株主総会決議)、2015年12月18日に第3回新株予約権(2015年11月12日開催の取締役会決議)及び2018年2月15日に第5回新株予約権(2018年1月18日開催の取締役会決議)を発行しております。
また、第三者割当新株予約権として、2015年11月30日に第1回無担保転換社債型新株予約権付社債、第2回無担保転換社債型新株予約権付社債及び第4回新株予約権(いずれも2015年11月12日開催の取締役会決議)、2017年7月18日に第3回無担保転換社債型新株予約権付社債(2017年6月30日開催の取締役会決議)を発行しております。2018年9月末日現在、新株予約権の潜在株式数の合計は1,390,132株であり、発行済株式総数4,962,218株の28.0%に相当します。これらが行使された場合、当社株式価値の希薄化や株式売買の需給への影響をもたらし、当社グループの株価形成に影響を及ぼす可能性があります。

 b. 特許など知的財産や訴訟に関するリスクについて

当社のミドルウェア技術は、公開された音声・映像規格に準拠したデジタルデータに関する処理技術です が、特許出願は保有する技術の詳細に公開することになり第三者が盗用する危険性があります。また、第三者が盗用した場合、ソフトウェアの性質から盗用を断定することが困難であるため、保有技術を公開することになる特許出願は積極的には行っておらず、慎重に判断して実施しております。

 

 

 

 

2 【沿革】

当社の前身は、1983年に株式会社CSK(現SCSK株式会社)の子会社でソフトウェア技術の研究所として設立された株式会社CSK総合研究所になります。設立当初は人工知能(AI)等の研究を行っていましたが、音声・映像関連の研究を進める過程で、当時、株式会社CSKのグループ会社であった株式会社セガ・エンタープライゼス(現株式会社セガゲームス、以下「セガ」という)との関係が深まり、セガの家庭用ゲーム機向け基本ソフト(ミドルウェア)やアプリケーションソフト(ゲーム)の開発を手掛けるようになりました。

その後、セガの子会社となりましたが、2001年1月、セガが家庭用ゲーム機のハードウェア事業から撤退することになり、これを受け株式会社CSK総合研究所のミドルウェア事業は、セガ以外の各社家庭用ゲーム機向け(マルチプラットフォーム)に展開することにいたしました。この展開のためには株式会社セガとの資本面での関与を薄める必要があり、2001年8月、株式会社CSK総合研究所からミドルウェア部門が独立する形で当社が設立されました。

企業集団に係る重要な事項は以下のとおりであります。

 

年月

事項

2001年8月

東京都大田区に資本金1千万円で、ミドルウェアの開発・販売を目的として、株式会社シーアールアイ・ミドルウェア(当社)を設立

株式会社CSK総合研究所の100%子会社

2002年5月

事業所を東京都港区南青山に設置(研究開発及び営業拠点)

2004年5月

当社役員・従業員によるEBOの形で、親会社から資本独立

2005年1月

本社を東京都港区南青山に移転

商号を株式会社CRI・ミドルウェアに変更

2006年2月

米国カリフォルニア州に100%出資の連結子会社CRI Middleware, Inc.を設立

2009年10月

本社を東京都渋谷区渋谷に移転

2014年11月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2018年5月

株式会社ウェブテクノロジの全株式を取得し子会社化(現連結子会社化)

 

 

 

(5) 【所有者別状況】

 

2018年9月30日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

3

25

20

28

7

2,681

2,764

所有株式数
(単元)

2,785

1,449

7,986

3,577

16

33,795

49,608

1,418

所有株式数
の割合(%)

5.61

2.92

16.10

7.21

0.03

68.12

100

 

(注) 自己株式159,032株は、「個人その他」に1,590単元、「単元未満株式の状況」に32株含まれております。

 

 

3 【配当政策】

当社の利益配分につきましては、業績の推移を見据え、将来の事業の発展と経営基盤の強化のための内部留保に意を用いつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。

当社の剰余金の配当は、期末配当の年1回を基本的な方針としております。

当社は、会社法第459条第1項の規定に基づき、法令に別段の定めのある場合を除き、取締役会の決議をもって剰余金の配当を行うことができる旨及び期末配当の基準日を毎年9月30日、中間配当の基準日を毎年3月31日とする旨を定款で定めております。

しかしながら、当社は、成長過程にあり、今後の事業発展及び経営基盤強化といった、内部留保の充実を図るため配当を行っておりません。

なお、当事業年度の剰余金の配当についても無配としております。内部留保資金につきましては、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化及び事業の継続的な拡大発展を実現させるための資金として、有効に活用していく所存であります。

今後の利益還元につきましては、経営成績を勘案しながら、適宜検討していく予定であります。

 

 

5 【役員の状況】

 

男性 8名 女性 -名 (役員のうち女性の比率-%)

役名

職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

取締役社長
(代表取締役)

押見 正雄

1963年2月15日生

1987年4月

株式会社CSK総合研究所 入社

1997年10月

同社 マルチメディア研究室 
マネージャー

2002年8月

当社へ出向

2003年4月

当社取締役

2007年4月

当社専務取締役

2008年6月

当社代表取締役専務

2013年4月

当社代表取締役社長

2016年10月

当社代表取締役社長 兼 事業開発本部長

2017年10月

当社代表取締役社長 組込み事業推進部、新規事業推進部 管掌

2018年5月

株式会社ウェブテクノロジ取締役(現任)

2018年10月

当社代表取締役社長 組込み事業部、インターネット事業部、事業開発室 管掌(現任)

注3

402,000

取締役会長

古川 憲司

1956年2月24日生

1978年4月

コンピューターサービス株式会社[現SCSK株式会社]入社

1987年9月

同社 管理本部人事労務部 部門長

1991年9月

株式会社CSK総合研究所 出向

2000年2月

同社 取締役 総務部長

2001年8月

当社取締役

2010年3月

当社代表取締役社長

2013年4月

当社代表取締役会長

2015年6月

株式会社ベリサーブ 社外取締役

2016年6月

同社監査等委員である社外取締役(現任)

2017年12月

当社取締役会長

2018年12月

当社取締役会長 コーポレート本部 管掌(現任)

注3

241,000

 

 

役名

職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

常務取締役

エンターテインメント事業本部長 兼 経営企画

室長

田中 克己

1966年10月21日生

1989年4月

株式会社CSK[現SCSK株式会社]入社

1993年10月

株式会社セガ・エンタープライゼス[現株式会社セガゲームス]入社

2001年4月

株式会社アルブレイン 取締役

2008年3月

株式会社AQインタラクティブ 入社

2010年2月

同社執行役員 事業企画部長

2011年10月

株式会社マーベラスAQL[現株式会社マーベラス] 執行役員 デジタルコンテンツ事業部 副事業部長

2013年4月

当社執行役員 コーポレート部門長

2013年12月

当社取締役 コーポレート本部長

2016年10月

当社取締役 コーポレート本部長、事業開発本部 副本部長 兼 広報・IR室長

2016年12月

当社常務取締役 コーポレート本部長、広報・IR室長 兼 事業開発本部 副本部長

2018年5月

株式会社ウェブテクノロジ取締役(現任)

2018年10月

当社常務取締役 コーポレート本部長、広報・IR室長 兼 エンターテインメント事業本部長

2018年12月

当社常務取締役 エンターテインメント事業本部長 兼 経営企画室長(現任)

注3

50,000

取締役

医療・ヘルスケア事業部長

鈴木 泰山

1963年12月1日生

1987年4月

株式会社CSK総合研究所 入社

2001年8月

当社へ出向

2004年7月

当社営業部長

2010年3月

当社取締役

2013年4月

当社取締役 第3事業ユニット長

2015年10月

当社取締役 医療・ヘルスケア事業管掌

2018年10月

当社取締役 医療・ヘルスケア事業部長(現任)

注3

78,600

取締役

エンターテインメント事業本部副本部長

櫻井 敦史

1974年10月8日

2000年4月

株式会社CSK総合研究所 入社

2002年8月

当社へ出向

2004年7月

当社入社

2013年10月

当社第1事業ユニット副ユニット長 兼 開発統括マネージャー

2015年10月

当社執行役員 研究開発本部長

2018年10月

当社執行役員 エンターテインメント事業本部副本部長 兼 研究開発部長

2018年12月

当社取締役 エンターテインメント事業本部副本部長 兼 研究開発部長(現任)

注3

25,600

 

 

 

 

役名

職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

取締役
(監査等委員)

片山 勝博

1951年5月26日生

1977年4月

コンピューターサービス株式会社[現SCSK株式会社]入社

1986年3月

株式会社CSK総合研究所 出向 経理課長

1998年8月

CSKネットワークシステムズ株式会社 出向

2002年6月

日本カードセンター株式会社[現株式会社クオカード] 出向 常勤監査役

2005年10月

同社 業務管理部長

2013年12月

当社常勤監査役

2017年12月

当社取締役(監査等委員)(現任)

注4

取締役
(監査等委員)

金成 壽及

1951年12月23日生

1975年4月

株式会社住友銀行[現株式会社三井住友銀行]入行

1997年1月

同行 府中支店長

2003年2月

株式会社セガ[現株式会社セガゲームス] 出向 コーポレート本部 理事

2004年2月

同社 CS総合管理部 参事

2004年4月

Sega Amusements U.S.A., Inc. 取締役CFO

2008年8月

株式会社セガ[現株式会社セガゲームス] 事業支援部 参事

2009年12月

当社監査役

2016年4月

株式会社セガホールディングス
コーポレート本部 財務部 参事

2017年12月

当社取締役(監査等委員)(現任)

注4

取締役
(監査等委員)

和藤 誠治

1979年11月22日生

2007年9月

弁護士登録(第一東京弁護士会)
TMI総合法律事務所 入所(現任)

2017年12月

当社取締役(監査等委員)(現任)

注4

811,200

 

(注) 1.2017年12月21日開催の定時株主総会において定款の変更が決議されたことにより、当社は同日付をもって監査等委員会設置会社に移行しております。

2.取締役 片山勝博、金成壽及及び和藤誠治は、監査等委員である社外取締役であります。

3.2018年12月20日開催の定時株主総会終結の時から、2019年9月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

4.2017年12月21日開催の定時株主総会終結の時から、2019年9月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の所有
[被所有]
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

株式会社ウェブテクノロジ
(注)1

東京都豊島区

千円

10,000

画像最適化ソフトウェア・ASP型ツール等の企画・開発・運用

100.0

役員の兼任…2名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

CRI Middleware, Inc.
(注)1、2

米国カリフォルニア

千米㌦
500

ミドルウェア
の使用許諾販
売・顧客サポ
ート業務

100.0

役員の兼任…2名

 

(注) 1.連結子会社を含めた当社グループの事業の種類別セグメントは単一セグメントであります。

2.特定子会社であります。

 

 

【製造原価明細書】

 

 

 

前事業年度

(自 2016年10月1日

至 2017年9月30日)

当事業年度

(自 2017年10月1日

至 2018年9月30日)

区分

注記
番号

金額(千円)

構成比
(%)

金額(千円)

構成比
(%)

Ⅰ 労務費

 

267,037

62.8

406,742

65.5

Ⅱ 経費

※1

158,486

37.2

214,666

34.5

当期製造費用

 

425,524

100.0

621,409

100.0

期首仕掛品たな卸高

 

 

1,169

 

期末仕掛品たな卸高

 

1,169

 

3,606

 

他勘定振替高

※2

47,723

 

88,402

 

当期製品製造原価

 

376,632

 

530,568

 

 

 

原価計算の方法

原価計算の方法は実際原価による個別原価計算であります。

(注) ※1.経費の主な内訳は次のとおりであります。

 

項目

前事業年度

(自 2016年10月1日

至 2017年9月30日)

当事業年度

(自 2017年10月1日

至 2018年9月30日)

業務委託料

40,229千円

22,583千円

外注費

11,704千円

60,907千円

 

 

※2.他勘定振替高の内訳は次のとおりであります。

 

項目

前事業年度

(自 2016年10月1日

至 2017年9月30日)

当事業年度

(自 2017年10月1日

至 2018年9月30日)

ソフトウェア

47,723千円

88,402千円

 

 

※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2016年10月1日

至 2017年9月30日)

当連結会計年度

(自 2017年10月1日

至 2018年9月30日)

役員報酬

71,610

千円

75,030

千円

給与手当

198,247

 

151,859

 

賞与引当金繰入額

 

38,736

 

役員退職慰労引当金繰入額

6,366

 

8,152

 

退職給付費用

4,644

 

3,604

 

貸倒引当金繰入額

1,544

 

659

 

研究開発費

88,963

 

76,808

 

 

 

【社債明細表】

 

会社名

銘柄

発行年月日

当期首残高
(千円)

当期末残高
(千円)

利率
(%)

担保

償還期限

株式会社CRI・
ミドルウェア

第1回無担保転換
社債型新株予約権
付社債(注)1

 

 

 

 

 

 

2015.11.30

310,000

310,000

なし

2019.12.25

株式会社CRI・
ミドルウェア

第3回無担保転換社債型新株予約権付社債(注)1

2017.7.18

1,019,900

1,019,900

なし

2021.7.16

合計

1,329,900

1,329,900

 

(注) 1.新株予約権付社債に関する記載は次のとおりであります。

 

銘柄

第1回

第3回

発行すべき株式

普通株式

普通株式

新株予約権の発行価額(円)

無償

無償

株式の発行価格(円)

1,332

2,914

発行価額の総額(千円)

310,000

1,019,900

新株予約権の行使により発行した
株式の発行価額の総額(千円)

新株予約権の付与割合(%)

100

100

新株予約権の行使期間

2015.11.30~

2019.12.24

2017.7.18~

2021.7.15

 

なお、新株予約権を行使しようとする者の請求があるときは、その新株予約権が付せられた社債の全額の償還に代えて、新株予約権の行使に際して払込みをなすべき額の全額の払込みがあったものとします。また、新株予約権が行使されたときには、当該請求があったものとみなします。

 

2.連結決算日後5年間の償還予定額は次のとおりであります。

 

1年以内

(千円)

1年超2年以内

(千円)

2年超3年以内

(千円)

3年超4年以内

(千円)

4年超5年以内

(千円)

310,000

1,019,900

 

 

株価(1年)
期間を変更
PER(1年/会予)
期間を変更

その他企業情報

企業価値8,052 百万円
純有利子負債-1,812 百万円
EBITDA・会予496 百万円
株数(自己株控除後)4,914,886 株
設備投資額- 百万円
減価償却費41 百万円
のれん償却費- 百万円
研究開発費76 百万円
代表者代表取締役社長  押見 正雄
資本金426 百万円
住所東京都渋谷区渋谷一丁目7番7号 住友不動産青山通ビル9階
電話番号03-6418-7083

類似企業比較