1年高値3,025 円
1年安値1,840 円
出来高62 千株
市場マザーズ
業種情報・通信業
会計日本
EV/EBITDA11.9 倍
PBR4.2 倍
PSR・会予4.2 倍
ROA12.2 %
ROIC14.6 %
営利率27.3 %
決算3月末
設立日2000/8
上場日2014/10/30
配当・会予0.0 円
配当性向0.0 %
PEGレシオ1.0 倍
売上高(百万円)&収益性(%)
売上5y CAGR・予想:13.7 %
利益(百万円)
営利5y CAGR・予想:15.3 %
純利5y CAGR・予想:15.0 %
EPS(円) BPS(円)
配当(円)
健全性(%、倍)
セグメント別売上
セグメント別営業利益
セグメント別利益率
会社の詳細

3【事業の内容】

 当社は創業以来「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新エンターテインメントを創造することを目的とし、インターネット上で話題となっている小説・漫画等のコンテンツを書籍化する事業を営んでおります。

 また、当社が出版事業を通して蓄積した自社IP(小説、漫画、キャラクターなど)を活かして、当社の関連会社である株式会社アルファゲームスでは、オリジナルゲームの開発・運営事業を営んでおります。

 なお、当社の報告セグメントは、従来「出版事業」と「ゲーム事業」の2事業に区分しておりましたが、当事業年度より、「出版事業」の単一セグメントに変更しております。詳細は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

1.ビジネスモデル

 当社は、Webサイト及びアプリ上において当社が運営する小説・漫画等の投稿サイトに投稿されたコンテンツの内から、サイト内でのユーザー評価を参考に、書籍として出版すべきコンテンツを調達しております。調達後は、編集部において、コンテンツの品質・商品力を向上させた後、書籍として出版することで収益をあげております。そのビジネスモデルのイメージは次のとおりです。

(画像は省略されました)

 当社のビジネスモデルは既存の出版社と、①書籍となるコンテンツの調達元、及び、②書籍化すべきコンテンツの選定方法が異なっていることが特徴です。

①書籍となるコンテンツの調達元

 インターネット環境が整備されることで、個人が作成したコンテンツをインターネット上に公開することが容易となり、インターネット上には多くのコンテンツが現れてきております。当社は、そのインターネット上からコンテンツを調達することにより安定的に多点数の書籍化が可能となっております。

 

②書籍化すべきコンテンツの選定方法

 当社はインターネット上での多数のユーザー評価を参考に、一定以上の読者ニーズを見極めた上で、当社編集部内で当社刊行書籍のジャンルとの親和性や書籍市場の動向等もあわせ総合的に判断し、書籍化すべきコンテンツの選定を行っております。そのため、書籍刊行に要した費用を回収するだけの売上高が確保できないリスクの低減が可能となっており、また、そのような不用意な書籍化を回避することにより、限りある経営資産の有効活用が図れております。

 

 一方で、当社のビジネスモデルは、インターネット上にて良質なコンテンツが数多く収集でき、かつ、多くのユーザーにより多角的に評価されることで出版時の成功率が事前に高められることを前提に成り立っておりますので、継続的な新規コンテンツ及びユーザーの確保が必要不可欠となっております。

そのため、当社投稿サイトでは、作家及びユーザーの双方にとって魅力的なサービスである「Webコンテンツ大賞(毎月、最も読者に人気のあるコンテンツ及び当社編集部内で最も評価の高いコンテンツを選出し、賞金の贈呈に加えて受賞作として書籍化を検討。加えて、投票したユーザーに対しても抽選で賞金を贈呈。)」の実施や、書籍化を目指す作家の積極的なチャレンジを促す「出版申請制度(当社投稿サイト内で、一定以上の人気を博しているコンテンツの場合、その作家は当社に対して書籍化の検討を依頼することができる制度。)」及び「投稿インセンティブ(投稿作品の人気度に応じ、その作家に対して報酬(Amazon ギフト券など)をお支払いする制度。)」の実施等、作家にとって魅力的なサービスやイベントを開催することにより、コンテンツの拡充に努めております。

また、2017年2月からは、当社投稿サイト内において、これまで書籍化に伴い非公開処理又はダイジェスト化していたコンテンツを一定期間に限り閲覧することが出来る「レンタル」サービスを開始いたしました。本サービスの導入により、当社投稿サイトは、コンテンツの調達機能だけでなく、販売サイトとしての機能が加わることで、調達から販売までの垂直の幹を太くすることも目指しております。

 

2.取扱書籍

 当社が取り扱っている書籍は(1)ライトノベル(表紙や挿絵にアニメ調のイラストが用いられており、また一般の小説より軽妙な文体でストーリーが描かれている小説)、(2)漫画、(3)文庫、(4)その他、の4つのジャンルに分けられます。

 

(1) ライトノベル

 ライトノベルは、売上高の約40%を占める重要なジャンルとなります。なお、当社ライトノベルは文庫本サイズではなく、単行本サイズ(文庫本より大きく、高価格)であることが特徴となっております。
 同ジャンルは更にターゲット読者ごとに3つに分けることができます。

① 20代後半から30代の男性向けのライトノベル

10代向けの文庫ライトノベルを卒業したと言われる、20代後半から30代の男性をターゲットとした単行本書籍を刊行しております。

代表作としては、シリーズ発行部数累計(注)470万部を超え、2015年7月にはTVアニメ化された『ゲート』や、シリーズ発行部数累計130万部を超える『レイン』が挙げられます。これら2作品以外にも、シリーズ発行部数累計70万部を超えるヒット書籍を複数刊行しております。(『とあるおっさんのVRMMO活動記』同累計78万部、『Re:Monster』同累計72万部、『月が導く異世界道中』同累計70万部等)

 

② 2009年9月に創刊した30代から40代の女性向け恋愛小説(エタニティブックス)

従来の恋愛小説書籍の市場は、10代から20代をターゲットとした恋愛小説や海外ロマンスが主流であり、30代から40代の女性向け、かつ、日本人が主人公の恋愛小説はあまり取り扱われていなかったと認識しております。一方、インターネット上では、そうした作品が多く生み出されておりましたので、当社のビジネスモデルにより、これらの作品の書籍化を行っております。

代表作としては、シリーズ発行部数累計27万部を誇る『ナチュラルキス』や、同累計6万部の『君が好きだから』が挙げられます。

なお、本レーベルは電子書籍との親和性が高く、電子書籍売上を牽引する重要なレーベルに成長しております。

 

③ 2010年11月に創刊した20代から30代の女性向け新感覚ファンタジー小説(レジーナブックス)

従来のファンタジー小説書籍の市場は、児童書から派生した作風のものが主流であり、ゲーム世代である20代から30代の女性をターゲットとしたファンタジー小説は少数であったと認識しております。そのため、当社では主人公が女性であり、ゲームで描かれるファンタジー世界を舞台とした20代から30代の女性向けファンタジー小説を刊行しております。

代表作としては、シリーズ発行部数累計65万部を達成した『異世界でカフェを開店しました。』、及び同累計43万部の『異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています』並びに同累計34万部の『ダィテス領攻防記』が挙げられます。

 

(2) 漫画

 2012年から本格的に取り扱いを開始している比較的新しいジャンルとなります。

 漫画では、当社のライトノベルで人気を博した作品(『ゲート』、『Re:Monster』、『とあるおっさんのVRMMO活動記』等)の漫画化(二次出版)を行っております。二次出版に至るまでには、原作であるライトノベルの人気を確認するだけではなく、漫画化された作品を当社Webサイト上で公開し、一定以上の人気があることを確認するプロセスを踏んでおりますので、出版時の成功率が事前に高められていることが特長といえます。また、漫画として二次出版することにより、原作であるライトノベルの売上高の増加が期待できることも特長といえます。

 その一方で、漫画を更に成長させるためには「オリジナル漫画」の育成が必要であるとの考えから、当社ビジネスモデルを漫画にも適用することで、Web発となる次世代作家の発掘・育成にも積極的に取り組んでおります。

 上述の対応に加え、漫画と親和性の高い電子書籍の販売強化により、本書提出日現在においては、当社売上高の約50%を占めるジャンルに成長しております。

 

(3) 文庫

 主に、ライトノベルやその他のジャンルから刊行された単行本の廉価版として、文庫本化を行っております。

 文庫本化することで、単行本の価格帯では躊躇していた読者層に対しても販売機会を逃さず、収益の最大化に努めております。また文庫本化は単行本刊行から一定期間を経過した後に行っておりますので、シリーズ系の場合、文庫本化を待ちきれず単行本を購入される読者も多数存在し、客単価の向上にも繋がっております。

 

(4) その他

 その他には、ライトノベルに属さない一般文芸書、ビジネス書、絵本等が含まれます。

 一般文芸書の代表作としては、2014年5月に刊行した『居酒屋ぼったくり』(2018年4月にTVドラマ化。シリーズ発行部数累計92万部。)、絵本の代表作としては、「絵本・児童書大賞」に応募された文字のみのストーリーであったものに、人気イラストレーターの絵を付けることで誕生した『わたしのげぼく』(同4.8万部)が挙げられます。

 

 (注)シリーズ発行部数累計:同作品の続編に加え、同作品が漫画化された場合、又は、文庫化された場合には、その漫画、及び、文庫を含む発行部数の合計。

 

3.主なヒット作品と他メディア展開作品

 当社の作品のうち、シリーズ発行部数累計100万部を突破した作品又は他のメディアに展開した作品は以下のとおりです。なお、当社は作品の二次的利用に関する権利を有しており、他メディア展開の際にはそのメディア媒体と交渉する窓口となっております。

作品名

作家

ジャンル

実績

Separation

市川拓司

一般文芸書

日本テレビ系列にて連続テレビドラマ化(2003年7月)

発行部数累計12万部

世界7カ国で翻訳出版

レイン

吉野 匠

男性向けライト

ノベル

株式会社マッグガーデンより漫画化

シリーズ発行部数累計130万部

虹色ほたる

川口雅幸

一般文芸書

・漫画(児童書)

東映アニメーションにより映画化(2012年5月)

シリーズ発行部数累計40万部

THE QUIZ

椙本孝思

男性向けライト

ノベル・漫画

日本テレビにてドラマ化(2012年9月)

シリーズ発行部数累計7万部

ゲート

柳内たくみ

男性向けライト

ノベル・漫画

TVアニメ化(2015年7月)

シリーズ発行部数累計470万部

Re:Monster

金斬児狐

男性向けライト

ノベル・漫画

スマホゲーム化(2016年2月)

シリーズ発行部数累計72万部

とある

おっさんの

VRMMO活動記

椎名

ほわほわ

男性向けライト

ノベル・漫画

PCブラウザゲーム化(2016年4月)

シリーズ発行部数累計78万部

THE NEW GATE

風波しのぎ

男性向けライト

ノベル・漫画

スマホゲーム化(2016年10月)

シリーズ発行部数累計62万部

異世界で

カフェを開店しました。

甘沢林檎

レジーナブックス

・漫画

スマホゲーム化(2017年4月)

シリーズ発行部数累計65万部

月が導く

異世界道中

あずみ圭

男性向けライト

ノベル・漫画

PCブラウザゲーム化(2017年4月)

シリーズ発行部数累計70万部

居酒屋

ぼったくり

秋川滝美

一般文芸書

・漫画

BS12にてドラマ化(2018年4月)

シリーズ発行部数累計92万部

 

 

4.当社投稿サイトの総コンテンツ数

当社ビジネスモデルの基幹となる当社投稿サイトの総コンテンツ数は、タグ機能の追加や、新たなジャンル「ライト文芸」等の追加に代表される様々な施策を展開することで順調に推移しております。

当事業年度末時点において、当社Webサイト内のコンテンツ数累計は71,624点となっております。

 

5.書籍の販売物流業務

当社は、将来的にはコンテンツを活かした多角展開を見据えておりますので、限られた経営資源は編集等に注力すべきだとの考えから、書店と出版社をつなぐ流通業者(以下、「取次」という。)との取引業務は、仲介業者(以下、「中取次」という。)を介して行っております。

なお、各書店への販促活動、市場動向の調査を主な目的とした書店営業は、基本的には当社で実施しております。(首都圏以外の地方営業は効率性の観点から外部業者に委託しております。)

 

[事業系統図]

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。

(画像は省略されました)

 

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1)経営方針

 「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネットを軸に新しいエンターテインメントを生み出し、提供する、最強のエンターテインメント企業を目指しております。

 

(2)中長期的な会社の経営戦略

 当社オリジナルのビジネスモデルを活かして、より一層、出版事業の拡大を図ると共に、出版事業を通して蓄積した自社IP(小説・漫画・キャラクターなど)を活用して、関連会社である株式会社アルファゲームスを中心としたゲーム事業への展開に加え、キャラクター事業や映像事業などの分野にも積極的に展開することを目指しております。

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社は、より高い成長性を確保する観点から「売上高」の伸び率において、市場全体の伸び率を上回ることを重視しております。加えて、企業価値の拡大を図るという観点にも立ち、「営業利益」及び「当期純利益」も重要な経営指標としております。

 

(4)経営環境

 当社が属する出版業界におきましては、厳しい状況が続いております。出版科学研究所によると、2018年(1月から12月まで)の紙の出版物の推定販売金額は、前年比5.7%減の1兆2,921億円で14年連続のマイナスとなりました。その内訳は、「書籍」が同2.3%減となる6,991億円、「雑誌」は同9.4%減の5,930億円となっており、「雑誌」が特に厳しい状況となっております。一方、電子出版物については、同11.9%増の2,479億円となり、堅調に成長を続けております。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当社は、更なる成長に向け、激しく変容する出版市場を好機と捉え、素早く対応することで出版事業の増強をはかるとともに、将来的には出版事業にとどまらずエンターテインメント企業として出版事業で蓄積したIPを活かした他事業展開を目指しております。その目的に際して、当社が認識している課題は次のとおりです。

 

優秀な人材の確保・育成

 当社の編集担当者は書籍ごとに配置され、その担当者の受け持つ領域は、企画、編集、販促ツール制作、広告出稿等、書籍の制作から売上に結びつくまでに必要な全ての業務となります。そのため、担当者ごとの成果がわかりやすく、モチベーションが維持しやすい仕組みとなっておりますが、同時に幅広い知識とスキルが求められます。

 その一方で、昨今の読者ニーズは非常に移り変わりが激しく、出版するタイミングが極めて重要となってきております。更に、今後は取扱ジャンルの拡大を目指しているため、編集担当者を増強し、ヒットが見込まれる作品はタイミングを逃すことなく確実に刊行していくことが必要となります。

 加えて、取扱ジャンルを拡大するためには、スマートフォンアプリを含めた当社Webサイトのサービスを充実させ、調達可能なコンテンツの種類が拡大していることが前提となりますので、Webサイトサービスの速やかな対応を行うためにも、エンジニアをはじめとするWeb開発人員の増強も必要となってきます。

 当社といたしましては、即戦力となる中途人材の確保を促進することに加え、積極的な新卒採用活動を行うことにより、将来の飛躍的な成長を担う人材を確保することに努めております。また同時に、社内教育の充実及び当社並びに当社サービスの知名度を向上させるための施策を継続的に実施することにより、志望者を引き付ける企業作りも行っております。

 

② 作家・ユーザー数の拡大

 当社のビジネスモデルは、インターネット上にて良質なコンテンツが数多く収集でき、かつ、多くのユーザーにより多角的に評価されることで出版時の成功率が事前に高められることを前提に成り立っておりますので、継続的な新規コンテンツ及びユーザーの確保が必要不可欠となっております。

 そのためには、作家・ユーザーの方の満足度向上が重要であると認識しておりますので、当社といたしましては、投稿作品の閲覧数等に応じてギフト券や現金を得られる「投稿インセンティブ」の実施や出版物に対するプロモーション等を積極的に実施することに加えて、作家・ユーザーの方からの当社Webサイトに対するリクエストにも適宜対応することで、その実現を目指しております。

 

③ 取扱書籍のジャンル拡大

 当社の売上高の約40%はライトノベルが占めており、また売上高の約50%を占める漫画につきましても原作がライトノベルであるコミカライズ作品が多く、ライトノベルへの依存度は高いものとなっております。そのため、更なる業績拡大及びポートフォリオ最適化の観点から、特定のジャンルに依存しないよう、取扱書籍のジャンル拡大を課題の一つに位置付けております。

 当社といたしましては「キャラ文芸大賞」、「歴史・時代小説大賞」、「絵本・児童書大賞」等幅広いジャンルでのWebコンテンツ大賞を開催、強化することを通じて、新たなジャンルの開拓にも積極的に取り組んでおります。

 

④ 電子書籍市場への対応

 当社の属する出版業界におきましては、紙書籍市場が縮小する反面、電子書籍市場は堅調に拡大しており、当社におきましても電子書籍販売を本格的に開始した2015年度以降、電子書籍売上は順調に増加し続けております。

 その一方で、電子書籍の市場環境は紙書籍に比して変化が激しいことから、従来の紙書籍コンテンツとは異なる、環境変化に応じた柔軟な対応を取ることが電子書籍売上の維持・拡大には必要となります。

 当社といたしましては、組織体制の整備及び社員への意識改革を適宜実施し、そのような市場環境の変化に迅速に対応できる体制構築を行っております。

 

⑤ 新たな販路の確保・拡大

 現在、当社を取り巻く出版業界は厳しさを増し、とりわけ書店数の減少が顕著であります。このような環境の中、当社の書籍コンテンツの販売チャネルを確保・拡大すること、並びにそうしたチャネルの収益力の高さを追い求めることが必要となっております。当社では2017年2月より開始した課金サービス「レンタル」をはじめ、当社のスマートフォンアプリ及びWebサイトで書籍コンテンツを販売していく仕組みを強化し、投稿サイトという源泉から販売サイトという出口までの垂直の幹を太くしていくことを目指しております。

 

⑥ 自社IPを活かした事業拡大

 当社の主力である書籍の市場規模は年々縮小しているため、当社といたしましては、出版事業のみに留まらず、出版事業により蓄積された自社IPを活用した事業の多角展開を目指しております。具体的には、当社が34%を出資する関連会社である株式会社アルファゲームスが展開するゲーム事業の他に、映像等の出版事業以外のメディア展開、グッズ販売、スマートフォン向けの新たなアプリサービス等への展開を目指しております。

 

内部管理体制の強化

 当社は、市場動向、競合企業、顧客ニーズ等の変化に対して速やかに対応し、持続的に成長を維持していくためには、内部管理体制の強化を通じた業務の標準化と効率化が重要であると考えております。そのため、当社といたしましては、内部統制の実効性を高めるための環境を整備し、コーポレート・ガバナンスを充実していくことにより、内部管理体制の強化に努めてまいります。これにより、組織的な統制・管理活動を通じてリスク管理の徹底とともに、業務の標準化と効率化を目指しております。

 

 

2【事業等のリスク】

 以下において、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性がある主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針です。

 

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。

 

1. 事業環境に関するリスク

(1) 市場環境について

① 他社との競合について

 インターネット上の小説や漫画等のコンテンツを書籍化するビジネスモデルにより、各社から大型のヒット作が相次ぎ出版され、一部のメディアでもそのビジネスモデルが取り上げられていることから、今後はより一層、当社と類似したビジネスモデルにて多くの新規参入等があると考えられます。
 当社といたしましては、当社ならびに当社サービスの知名度向上、及び作家・ユーザーの満足度向上のための施策を継続的に実施することで、競合他社に対する優位性を確保することに努めてまいりますが、見込みどおりの効果が得られない場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

② 原材料市況について

 出版物の印刷・製本業務は複数の取引先に分散して委託することで安定的な供給量とコストのコントロールを行っております。しかし、原材料となる紙のコストが急激な原油高等により高騰した場合、印刷・製本の委託費は増加すると考えられます。その場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

③ 出版市場について

 当社は、デジタルネットワークの発展に伴う情報メディアの多様化等による書籍の市場規模の縮小、顧客ニーズの細分化に対応するため、魅力ある書籍の拡充・強化を進めております。しかし、顧客ニーズに合致する書籍の拡充・強化が想定どおりに進まない場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(2) 業界慣行及び法的規制について

① 再販売価格維持制度について

 当社が販売している書籍等の著作物は、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」(以下、「独占禁止法」という。)第23条の規定により、再販売価格維持契約制度(以下、「再販制度」という。)が認められております。
 再販制度とは、一般的にはメーカーが自社の製品を販売する際に、「卸売業者がその商品を小売業者に販売する価格」、「小売業者が消費者に販売する価格」を指定し、その価格(以下、「再販売価格」という。)を卸売業者、小売業者にそれぞれ遵守させる制度であります。独占禁止法は、再販制度を不公正な取引方法の1つであるとして原則禁止しておりますが、著作物については再販制度が認められております。
 公正取引委員会は2001年3月23日付「著作物再販制度の取扱いについて」において、「競争政策の観点からは同制度を廃止し、著作物の流通において競争が促進されるべき」としながらも、「同制度の廃止について国民的合意が形成されるに至っていない」と指摘しており、当面、当該再販制度が維持されることとなっております。しかし、当該制度が廃止された場合、販売価格の値引きなどの価格競争に陥る可能性があるため、業界全体への影響も含め、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 委託販売制度について

 法的規制等には該当いたしませんが、再販制度と並んで出版業界における特殊な慣行として委託販売制度があります。委託販売制度とは、当社が取次及び書店に配本した出版物について、配本後も返品を受け入れることを条件とする販売制度であります。
 当社ではそのような返品による損失に備えるため、当期及び過去の売上高を基礎として、過去の返品実績を勘案した所要額を返品調整引当金に計上しておりますが、今後の返品実績の動向によっては、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

③ 著作権、商標権、知的財産権等について

 当社は、著作権、商標権、知的財産権等の法令等の下、事業活動を行っており、現段階において事業及び業績に重大な影響を及ぼす訴訟を提起されている事実はありません。しかし、当社と作家との間において著作権に関するトラブルが生じた場合、又は当社と他社間において著作権又は商標権等に関するトラブルが発生した場合においては、訴訟等が発生する可能性があります。当社では、知的財産権に関する専門の弁護士と顧問契約を締結し、常にトラブルが無いよう努めておりますが、万一訴訟等が発生し、当社の信頼を大きく毀損する事態に至った場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
 また、著作権、商標権、知的財産権等の法令等に重大な変更や当社事業に関係する重大な法令等の新設がある場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

④ 個人情報等について

 当社では、多数の作家及びユーザーの個人情報をお預かりしております。個人情報保護につきましては全社的な対策を継続的に実施しておりますが、万一個人情報の漏洩等が発生した場合には、当社の信頼を大きく毀損することとなり、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

2.事業に関するリスク

(1) 取引依存の高い主要な取引先について

 当社は、将来的には出版事業を通して蓄積した自社IPを活かした多角展開を見据えておりますので、限られた経営資源は編集等に注力すべきだと考えております。そのため、紙の書籍に関する取次(出版社と書店の間をつなぐ流通業者)との取引業務(書籍の販売・流通業務)は全て中取次(出版社と取次の間をつなぐ流通業者)である株式会社星雲社を介して行っており、販売金額の47%(当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)実績)が同社に対するものとなっております。また、同社との契約条件により、新刊書籍に関しては、出荷から6ヶ月後に取次からの売上回収額が確定し、その翌月に同社が取次から回収、翌々月に当社へ入金するため、同社に対する当社の売上債権の回収期間は約半年となっております。
 同社とは、引き続き現状の関係を維持していくことを確認しておりますが、将来において何らかの要因により、同社の事業戦略に変化が生じ取引契約の条件変更あるいは契約解消が起こった場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
 しかし、同社の業績悪化等により貸倒リスクが顕在化した場合においては、同社が保有する当社書籍の売上債権に対しては債権譲渡担保契約を締結しているため、担保権を行使し取次から直接売上債権を回収することが可能となっております。一方で、取次の貸倒リスクが顕在化した場合においては、当社書籍の売上債権の回収に関して当社の事業及び業績が影響を受ける可能性があることから、当社は取次に対しての与信管理を徹底しております。
 また、何らかの理由により取引契約が解消された場合、一定の期間や費用を要するものの、取次との直接取引及び株式会社星雲社に委託していた業務を内製化するために必要な組織・業務の整備を行うことで、対応は可能であると考えております。

 

(2) 新規事業への取組について

 当社は、出版事業のみに留まらず、出版事業により蓄積された自社IPを活用して、関連会社である株式会社アルファゲームスによるゲーム事業展開を筆頭に、映像等の出版事業以外のメディア展開、グッズ販売、スマートフォン向けアプリサービス(情報提供サービス等)の開始等、多角的に事業展開することを目指す方針であります。

 これらの新規事業への取組に際して、新たな人材の確保、システム投資及び広告宣伝等のため追加的な支出が発生する場合、また当社がこれまで想定していない新たなリスクが発生する場合、あるいは事業展開が想定どおりに進捗しない場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(3) 書籍の刊行時期について

 書籍の刊行に関しては綿密な刊行計画を設定しておりますが、作家の執筆過程、及び編集者の編集過程等における予測不能の事態の影響から、当初の刊行計画から変更が生じることがあります。その結果、当社書籍の販売時期が延期等となった場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(4) サイトの健全性の維持について

 書籍化の源泉となるコンテンツが投稿される当社Webサイトは、不特定多数のユーザーがコンテンツを投稿することができ、また独自にコミュニケーション等を図っているため、こうした場においては、公序良俗に反する行為や、他人を不快にさせる行為等が生じる危険性が存在しております。そのため、当社は、Webサイト内における禁止事項を明記すると共に、当社においても不適切なコンテンツや書き込み等がないかの確認を行っております。

 しかし、急速な利用者の増加等により、Webサイト内における全ての不適切な行為を取り締まることができない場合には、Webサイトの安全性及び健全性が確保できず、当社のブランドや信頼が毀損する可能性があります。その場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(5) システムの安定的な稼働について

 当社Webサイト及びアプリはウェブ上で運営されており、快適な状態でユーザーにサービスを提供するためにはシステムを安定的に稼働させ、問題が発生した場合には適時に解決する必要があると認識しております。そのため、新システムまたは機能導入時における十分な検証、及びシステム運用後においてはシステムを安定的に稼働させるための人員確保等に努めております。

 しかし、当社が提供する各サービスへの急激なアクセス数の増加や災害等に起因したサーバーの停止に伴うシステムダウンが生じた場合、またはコンピュータ・ウイルスやクラッカーの侵入等によりシステム障害が生じた場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

3.事業体制に関するリスク

(1) 人材採用と育成について

 当社の事業運営に当たっては、人材の確保・育成が重要課題であると認識しております。そのため、当社は採用活動に注力し、人材の確保に努めるとともに、社内教育・研修制度の充実を図ることで、実務スキルに加えて、当社の経営理念や行動規範を理解した責任のある社員の育成を行っていく方針であります。
 しかし、人材を適時確保できない場合や人材が大量に社外へ流出してしまった場合、あるいは人材の育成が当社の計画どおりに進捗しない場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(2) 代表取締役社長への依存及び当社の事業推進体制について

 当社の代表取締役社長である梶本雄介は、当社の創業者であり、設立時より最高経営責任者であります。同氏は、企業経営に関する豊富な経験と知識を有しており、現在においても経営方針や事業戦略等の立案及び決定を始め、取引先やその他各分野に渡る人脈等、当社の事業推進の中心的役割を担っており、当社における同氏への依存度は高いものとなっております。
 そのため当社では、同氏に過度に依存しないよう、経営幹部、ならびに業務推進役の拡充、育成、及び権限委譲による分業体制の構築等を進めておりますが、現時点においては、何らかの理由により同氏が当社の経営者として業務遂行が継続出来なくなった場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(3) 小規模組織における管理体制について

 当社は、小規模な組織であり、現在の内部管理体制もこの規模に応じたものとなっております。当社では今後、事業の拡大に応じた組織整備や内部管理体制の拡充を図る予定です。しかし、事業の拡大に応じた組織整備や内部管理体制の拡充が順調に進まなかった場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

4.その他

(1) 配当政策について

 当社では、当面は株主への長期的な利益還元を実現するために、環境変化に対応した事業展開を行うとともに、内部留保資金の充実を図る方針です。将来は、株主への利益還元と財務体質ならびに内部留保の充実のバランスを考慮しながら、配当を検討する所存でおりますが、現時点では配当実施の可能性及びその実施時期については未定であります。

2【沿革】

 当社(株式会社アルファポリス)は2000年8月に設立され、「インターネット上で人気のある小説・漫画等のコンテンツ(注)を書籍化する」という既存出版社とは異なる、新しいビジネスモデルを創造して事業を営んでまいりました。その後、当社のITを活用したユニークなビジネスモデルが評価され「第7回ニッポン新事業創出大賞」のアントレプレナー部門におきまして最優秀賞を受賞いたしました。また、2015年5月には、経済産業省及び東京証券取引所が創出した「攻めのIT経営銘柄」にも選定されました。

 

 設立以降の当社に係る経緯は以下のとおりであります。

2000年8月

渋谷区恵比寿において資本金1,000万円で株式会社アルファポリスを設立

2000年9月

書籍出版化支援サービス「ドリームブッククラブ」の開始

2003年2月

事務所を品川区上大崎に移転

2004年3月

渋谷区恵比寿に株式会社レーヴック(100%子会社)を設立

2004年4月

事務所を渋谷区桜丘町に移転

2007年10月

当社名を冠した「アルファポリス文庫」を創刊

2008年1月

読者からの投票結果に加え、作家からの出版申請をもとにした出版制度を開始

2008年2月

第1回「Webコンテンツ大賞」を開催

2008年7月

設立からの新刊書籍発行点数累計が100点を突破

2008年12月

事務所を渋谷区恵比寿南に移転

2009年9月

大人の女性のための恋愛小説レーベル「エタニティブックス」を創刊

2010年7月

書籍出版化支援サービス「ドリームブッククラブ」の募集終了

2010年8月

事務所を目黒区目黒に移転

2010年11月

新感覚ファンタジー小説レーベル「レジーナブックス」を創刊

2011年11月

設立からの新刊書籍発行点数累計が300点を突破

2012年4月

事務所を渋谷区恵比寿に移転

2012年10月

「第7回ニッポン新事業創出大賞」アントレプレナー部門にて最優秀賞を受賞

2013年1月

株式会社レーヴックを吸収合併

2013年1月

設立からの新刊書籍発行点数累計が500点を突破

2014年2月

甘く危険なラブロマンスレーベル「ノーチェブックス」を創刊

2014年10月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2014年11月

設立からの新刊書籍発行点数累計が1,000点を突破

2015年1月

投稿作品の人気度に応じ、作家に報酬を支払うサービス「投稿インセンティブ」を開始

2015年5月

自社開発によるゲーム事業を開始

2015年5月

経済産業省及び東京証券取引所が創出した「攻めのIT経営銘柄」に選定

2016年2月

設立からの新刊書籍発行点数累計が1,500点を突破

2016年4月

当社Webサイトにて課金サービスを開始

2017年2月

当社コンテンツ閲覧アプリ内において、これまで書籍化に伴い非公開処理又はダイジェスト化していた作品を一定期間に限り閲覧することが出来る「レンタル」サービスを開始

2017年4月

設立からの新刊書籍発行点数累計が2,000点を突破

2017年10月

東宝株式会社と業務提携

2017年12月

絵本投稿サイト「絵本ひろば」をリリース

2018年1月

ゲーム事業を関連会社である株式会社アルファゲームスに譲渡

2019年5月

設立からの新刊書籍発行点数累計が3,000点を突破

(注)コンテンツ:インターネットやデジタル放送などの電子媒体を通じてやり取りされる、小説・漫画・映画・音楽・ゲームなどの情報。

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2019年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

4

16

16

35

3

1,369

1,443

所有株式数

(単元)

11,110

1,072

32,822

8,521

25

43,311

96,861

1,300

所有株式数

の割合(%)

11.47

1.11

33.89

8.80

0.03

44.71

100

 (注)自己株式120株は、「個人その他」に1単元、「単元未満株式の状況」に20株含まれております。

3【配当政策】

 当社は、当期純利益を計上しているものの、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化、及び事業の継続的な拡大発展を目指すため、内部留保の充実が重要であると考え、会社設立以来、当事業年度を含めて配当は実施しておりません。

 しかし、株主利益の最大化は重要な経営目標の一つとして認識しておりますので、将来的には、財務状態・業績推移、及び事業・投資計画等を総合的に勘案し、内部留保とのバランスをとりながら、剰余金の配当を実施することを基本方針としております。

 内部留保資金につきましては、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化、及び事業の継続的な拡大発展を充実させるための資金として、有効に活用していく所存でございます。

 将来的に剰余金の配当を行う場合は、年1回を基本方針としており、その配当の決定機関は株主総会であります。なお、中間配当を行う場合には取締役会の決議によって行うことができる旨を定款に定めております。

 

(2)【役員の状況】

① 役員一覧

男性6名 女性 1名 (役員のうち女性の比率14.3%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

(株)

代表取締役

社長

梶本 雄介

1969年12月17日

1993年4月 (株)博報堂入社

2000年8月 当社設立 代表取締役社長(現任)

(注)1

2,800,000

取締役

編集本部

本部長

加藤 綾子

1978年7月23日

2001年4月 特殊法人労働福祉事業団(現独立行政法

      人労働者健康安全機構)入社

2008年7月 (株)ピクトプレス 入社

2008年11月 当社入社

2013年3月 当社 取締役(現任)

2015年7月 当社 編集本部本部長(現任)

(注)1

93,000

取締役

管理本部

本部長

大久保 明道

1972年4月3日

1996年4月 トヨタファイナンス(株)入社

2010年3月 SBIモーゲージ(株)(現アルヒ(株))

      財務経理部長

2012年12月 当社入社

2013年12月 当社 取締役(現任)

2015年7月 当社 管理本部本部長(現任)

(注)1

40,000

取締役

(注)3

冨永 博之

1947年3月17日

1971年4月 佐世保重工業(株)入社

1995年4月 弁護士登録

      東京弁護士会知的財産法部会所属

2000年4月 東京弁護士会民事介入暴力対策特別委員

      会委員(現任)

2003年2月 弁理士登録

2003年2月 冨永法律特許事務所 代表者(現任)

2014年6月 当社 取締役(現任)

(注)1

常勤監査役

(注)4

落藤 隆夫

1953年10月27日

1977年4月 (株)電通入社

2003年7月 (株)電通EYE代表取締役

2006年3月 (株)電通ワンダーマン代表取締役

2012年4月 (株)電通グローバルビジネス局局長

2013年4月 当社 監査役(現任)

(注)2

監査役

(注)4

池田 信彦

1945年4月8日

1968年4月 三井信託銀行(株)入社

1999年6月 三井信ビジネス(株)取締役

2006年3月 SBIモーゲージ(株)内部監査室長

2008年5月 SBIモーゲージ(株)監査役

2013年3月 当社 監査役(現任)

(注)2

監査役

(注)4

天野 良明

1948年11月7日

1972年4月 三井信託銀行(株)入社

2001年1月 三井鉱山(株)転籍

2005年6月 三井鉱山マテリアル(株)代表取締役

2006年6月 サンコーコンサルタント(株)常勤監査役

2014年6月 当社 監査役(現任)

(注)2

2,933,000

 (注)1.取締役の任期は、2018年6月26日開催の定時株主総会の終結から、2020年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

2.監査役の任期は、2018年6月26日開催の定時株主総会の終結から、2022年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

3.取締役 冨永博之は、社外取締役であります。

4.常勤監査役 落藤隆夫、監査役 池田信彦及び監査役 天野良明は、社外監査役であります。

 

 

② 社外役員の状況

 当社の社外取締役は1名であり、社外監査役は3名であります。

 社外取締役の冨永博之は、弁護士として培われた高度な人格と専門的な法律知識を有しており、当社の法務体制の強化に努めるとともに、同氏は長年に渡り東京弁護士会民事介入暴力対策特別委員会委員を務めており、当社の反社会的勢力排除の取組強化に努めております。

 社外監査役の落藤隆夫は、出版事業と関わりが深いコミュニケーション分野に関する専門的な知見と幅広い経験を活かして、当社の監査体制の強化に努めております。

 社外監査役の池田信彦は、金融機関における長年の経験があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を活かして、当社の監査体制の強化に努めております。

 社外監査役の天野良明は、金融機関における長年の経験があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を活かして、当社の監査体制の強化に努めております。

 なお、当社と社外取締役1名及び社外監査役3名との間に資本的関係、又は取引関係その他の利害関係等はありません。

 当社は、社外取締役又は社外監査役を選任するための独立性に関する基準又は方針として明確に定めたものはありませんが、選任にあたっては、経歴や当社との関係及び東京証券取引所の独立役員の独立性に関する判断基準等を勘案した上で、コーポレート・ガバナンスの充実・向上に資するものを選任することとしております。

 

③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

 社外取締役は、取締役会において監査役からの監査報告を受け、独立した立場から適宜必要な発言を行うことで内部統制の監督機能を果たしております。
 社外監査役は、会計監査人及び内部監査担当者と定期的に面談を実施し、必要な情報の収集及び連携を図るとともに、監査役会及び取締役会において適宜必要な発言を行うことで、内部統制の監査機能を果たしております。また社外監査役のうち1名は常勤監査役に就任しており、日常的な経営の監視、社内会議への出席及び各部門との面談等を実施し、非常勤監査役への情報共有を行うことで、監査機能の充実を図っております。

 

4【関係会社の状況】

  関連会社は次のとおりであります。

名称

住所

資本金

(千円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

株式会社

アルファゲームス

東京都渋谷区

60,000

ゲーム事業

34

役員の兼任あり。

【製造原価明細書】

 

 

 

前事業年度

(自 2017年4月1日

至 2018年3月31日)

当事業年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

区分

注記

番号

金額(千円)

構成比

(%)

金額(千円)

構成比

(%)

Ⅰ編集製作費

 

186,194

13.3

180,766

12.4

Ⅱ外注加工費

※1

648,367

46.3

635,947

43.7

Ⅲ経費

※2

564,317

40.3

639,587

43.9

  当期総製造費用

 

1,398,879

100.0

1,456,301

100.0

  期首仕掛品棚卸高

 

68,237

 

87,175

 

   合計

 

1,467,116

 

1,543,477

 

  期末仕掛品棚卸高

 

87,175

 

96,427

 

  当期製品製造原価

 

1,379,941

 

1,447,049

 

 原価計算の方法

 原価計算の方法は、実際原価による個別原価計算によっております。

 

※1 外注加工費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

前事業年度

(自 2017年4月1日

至 2018年3月31日)

当事業年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

 印刷費(千円)

403,470

408,103

 イラスト・デザイン費等(千円)

100,330

95,457

 漫画原稿料(千円)

111,479

132,386

 

※2 経費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

前事業年度

(自 2017年4月1日

至 2018年3月31日)

当事業年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

 国内書籍に対する印税(千円)

404,817

552,333

 海外書籍に対する印税(千円)

9,420

574

 ゲーム事業に対する印税(千円)

3,856

 地代家賃(千円)

58,798

57,083

 ソフトウェア償却費(千円)

57,344

(注)1.国内書籍の作家に対する印税支払額は実売部数を基礎として算出しております。

また、海外書籍の原作家に対する印税支払額も実売部数を基礎としておりますが、予め想定される実売部数を基礎とした印税の一部前払を行っております。なお、翻訳作家に対する印税は、発行部数を基礎として算出しております。

2.ソフトウェア償却費は、主にスマホゲームアプリ及びPCブラウザゲームに係るものとなります。

※2 販売費に属する費用の割合は前事業年度89%、当事業年度87%、一般管理費に属する費用の割合は前事業年度11%、当事業年度13%であります。

販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

 前事業年度

(自 2017年4月1日

  至 2018年3月31日)

 当事業年度

(自 2018年4月1日

  至 2019年3月31日)

販売手数料

1,156,974千円

1,522,555千円

業務委託費

221,211

給料手当

156,616

177,930

広告宣伝費

65,745

21,501

販売促進費

58,242

59,461

役員報酬

44,500

66,348

賞与引当金繰入

17,919

17,972

減価償却費

17,134

21,212

1【設備投資等の概要】

 当事業年度において、重要な設備投資及び重要な設備の除却、売却等はありません。

 

株価(1年)
期間を変更
PER(1年/会予)
期間を変更

その他企業情報

企業価値19,340 百万円
純有利子負債-4,326 百万円
EBITDA・会予1,622 百万円
株数(自己株控除後)9,687,248 株
設備投資額- 百万円
減価償却費22 百万円
のれん償却費- 百万円
研究開発費- 百万円
代表者代表取締役社長  梶本 雄介
資本金863 百万円
住所東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー5F
電話番号03-6277-1602

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